Mangosteen Kitchen

3種のガパオ炒めとガパオの効能

ガパオ・ガイ

先月のタイ料理レッスンでは2種類のガパオを作りました。
今回はそれを含めて3つのガパオ炒めをご紹介します。

1.鶏肉ガパオライス

レッスンではこちらをメインに作りました。
お馴染みのガパオライスの鶏肉バージョン『パット・ガパオ・ガイ』。
パット=炒める、ガパオ=ホーリーバジル、ガイ=鶏のこと。
日本ではホーリーバジルを使わなくても”ガパオライス”と称されることも多いですが、ホーリーバジルが入ってこそ本物のガパオライス。今は日本でもガパオが手に入るようになってきたようなので是非本物のガパオを試してみてください。ホーリーバジルは炒めることで独特の味と香りが引き立ちます。
鶏肉の他に、豚肉や牛肉で作ってもとても美味しいです。

2.豆腐ガパオ

豆腐ガパオ

こちらもレッスンでお伝えした、お肉を使わず木綿豆腐を使ったヘルシーなガパオライス。
じっくり炒めた豆腐はまるで鶏肉のような食感。家族に出したら豆腐とは気が付きませんでしたよ。ヘルシーながら食べ応えのある一品です。
日本ではなかなか手に入らないガパオの代わりに大葉を使ってみました。なのでこれは豆腐ガパオ風です。調味料もお醤油を使用して、ナンプラー独特の香りが苦手なお子様でも食べやすくお弁当のおかずにもぴったりです。

ちなみに先日までタイは年に一度のキンジェー(菜食週間)期間でした。
キンジェーは、肉や魚、玉子などの動物性食品に加えて、ニンニクやネギなどの香りのきつい食品も摂取せず、身体の毒素を排出することが目的。
豆腐ガパオの目玉焼きを除けばビーガンに、ニンニクなしで作ればキンジェーにも対応できます。

3.赤ガパオと豚肉炒め

赤ガパオ豚肉炒め

ガパオ=ホーリーバジルと言うことはお伝えしましたが、タイのホーリーバジルには2つの種類があります。
白い花が咲くのが、ガパオ・カーオ
赤紫の花が咲くのが、ガパオ・デーン。
可愛らしい小さな花が咲きます。
ガパオのハーブとしての効能には目を見張るものがありますが、茎や葉が赤紫がかったガパオ・デーンは香りも効能も高いそうです。

最近は試作やレッスンでよく食べているのでさすがに体調が良いです♪

 

ガパオの効能

「万能のハーブ」とも呼ばれるホーリーバジル。
風邪、喉・頭・胃・さまざまな痛み、中毒、下痢、熱、吐き気、関節炎、喘息などなど…
その効能を上げればキリがないほど。
お料理でなくてもガパオティーでも効能は期待できます♪
残ったガパオの葉をポットに入れてお湯を注ぐだけなので簡単です。独特の味と香りがたってお薬みたい。いかにも身体に良さそうです。
子供にはちょっと飲みにくいかもしれませんが、マヌカハニーやハチミツを入れて飲めば最強のホームレメディーになります。

我が家では家族が風邪をひきかけた時やちょっと体調が悪い時には
まずはこれを飲ませて調子を見ています。

なんとなく体調が悪いという方は試してみてはいかがですか?

 

 

ガパオティー

おまけにタイのバジル3種。

3種のガパオ

いちばん左の葉っぱがホーリーバジル。
葉の周りがギザギザで表面に細かい毛が生えているのが特徴です。

真ん中はバイホーラパー=スイートバジル、右はバイ・メーンラック=レモンバジルです。