乾季になって市場で良く見かけるようになったローゼル。
先日市場でたくさん購入してローゼルティーやローゼルジャムを作りました。
美しい深紅の色には癒されながらポコポコと種をとる作業はなかなか楽しい時間でした!
綺麗な赤いお茶やジャムができましたのでご紹介します。
ローゼルとは
ローゼルはハイビスカスと同じアオイ科の植物です。
ハイビスカスというと赤い花を思い浮かべますよね。
でもローゼルの花は白色です。オクラの花とそっくりなんです。
因みにローゼルはタイ語で「グラジアップ・デーン」で、オクラが「グラヂアップ」。
デーン(赤)がつくとローゼルってわけですね…花がそっくりなのでこの名前が付いたのかもしれませんが、ちょっと紛らわしいですね。
うしろにちらっと写っている赤い実の様な部分がローゼルです。
花ではなく萼(ガク)と呼ばれる部分になります。
このローゼルで淹れたお茶が、ローゼルティー、ハイビスカスティーと呼ばれているんです。赤い花のお茶ではなくこの部分を使うお茶だったんですね~。
美容と健康に役立つローゼル
ローゼルティーは爽やかな酸味が特徴ですが、これはビタミンC・クエン酸からくるもので美肌効果、疲労回復効果があります。
また深い赤色から想像できるように、ポリフェノールであるアントシアニンも豊富に含まれています。アントシアニンには強い抗酸化作用があり、眼精疲労の回復や視力の改善、白内障の予防などが挙げられます。またカリウムも多く含まれているので、身体のむくみが気になる時や、塩分を多く摂取した時にはローゼルティーを飲むと良さそうですね。
ローゼルの種をとってみよう
市場で購入した新鮮なローゼル。赤いガクの中には、白いボールのようなかたまりが入っています。その中に小さな種がたくさん入っています。まずこのボール状の種のかたまりをひとつひとつ取ってからお茶やジャムにします。
種の取り方
1.まず萼(ガク)の端をカットします。この時に種の端っこも切れるのですが大丈夫です。
2.カットした部分から種を押し出します。私は菜箸や割りばしの上の方(太い方)をカットした部分に入れて種をギュッーと押し出す方法でとっています。
指で押しても取れますがお箸を使う方が力が入れやすく簡単に取れる気がします。
種がポコッと取れるのは気持ち良くてなかなか楽しいです集中タイムですよ。
カットした時の写真を撮り忘れてました。参考にクックパッドからの写真を貼っておきます。この写真では種が白ではなくて緑色っぽいですね。
↑クックパッドより https://cookpad.com/recipe/4783053
こちらは私が種をとった後のローゼル↓
ローゼルの活用法
ローゼル500gの種を取ったら240gほどでしたので、約半量になりました。
これを使ってジャムとローゼルティーを作りましたのでレシピをご紹介します。
ローゼルジャム
<材料>
ローゼル(種を取って) 150g
さとう 100g
水 140㏄
マナオ果汁 大さじ1
<作り方>
1.種をとったローゼルの萼(ガク)を良く洗う
2.材料を全て鍋に入れて火にかける
3.水分をみながら柔らかくなるまで煮る。焦げそうになったら水をたす。
4.粗熱がとれたら、消毒したビンに入れる
甘さ控えめですので、この分量を目安にさとうの量を調整してください。
さとう+ハチミツも良いと思います。
ヨーグルトにかけたり、カップケーキやスコーンに入れて焼いたりいろいろ使ってみました。甘酸っぱい味がアクセントになってきれいな色のスコーンができました。
ローゼルソーダ
クリスマスのタイ料理レッスンのウエルカムドリンクにもぴったりでした★
ジャムをグラスにお好み量入れてソーダを注いだだけで深紅のクリスマスカクテル☆
クリスマステーブルが華やぎました。
ローゼルティー
生のローゼルをポットに入れてお湯を注いだだけ!ワインのようなきれいな色に癒されます。
今年もクリスマスに向けて活躍してくれそうなローゼル。
今年は塩漬けもチャレンジしたいと思ってます。おにぎりに入れるとピンクのおにぎりになるんですよ♡できたらまたご紹介しますね。
乾季になると市場に出回りますので見かけたらぜひ試してみてください!